看護師のための往診大解説

これからの医療を支える「往診」

往診を行っている職場の求人を探す

求人を探す際のポイント

求人を探す際のポイント

往診を行っている職場の求人を探すポイントを紹介します。通常の病院勤務とは異なるので、見逃さないように注意深く探していきましょう。

往診を行っている職場の求人

数として最も多いのは「訪問診療を行っているクリニック」の求人でしょう。通常は内科クリニックとして運営しており、その一環として在宅医療を提供しているケースです。外来診療の他に訪問診療を行っている日を設けているクリニックの求人を探してください。こうした医療機関は意外と多いです。ただし、実際は訪問診療を行っていても、求人では触れていないケースもあります。その場合、あくまでもサブ業務として往診を行っています。
中には往診をメインで行っているクリニックも存在します。そのような職場なら、往診の仕事に積極的に携われます。在宅医療中心の往診クリニックは一般的なクリニックと違い、オフィスビルが職場となることが多いです。なぜなら、患者さんを迎え入れるための設備が不要だからです。往診クリニックは未経験者やブランクのある人も積極的に募集しています。在宅医療が中心なので、すでに見知った顔の患者さんの自宅に訪問することが多く、未経験からでも安心して経験を積んでいくことができます。

施設メインの求人もある

なお、往診は患者さんの自宅のみに訪問するわけではありません。高齢者施設に訪問し、診療を行うケースもあります。そのため、施設への訪問をメインとしている往診クリニックも存在します。実際のところ、個人宅を一軒ずつ回るのは大変な作業です。訪問件数も限られてくるため、医療経営を支えるという観点から施設への訪問に力を入れているクリニックが増えています。往診クリニックの求人を見る際には、「訪問は施設がメイン」などの表記があるかどうかを確認しましょう。
同じ往診といえども、患者さんの自宅に訪問するのと施設に訪問するのでは仕事内容が大きく異なります。施設に訪問する場合、移動の時間は少なくなります。複数の患者さんを診療していくため、業務には効率性が求められるでしょう。そのため、「本当の意味での在宅医療に携わりたい」という看護師にとっては物足りなく感じるかもしれません。自分の希望する働き方をあらためて見直した上で応募するかどうかを決めてください。

求人の探し方

求人を探す際には転職エージェントを活用してください。自力で探すのには限界があり、応募手続きや条件交渉なども自分でやらなければなりません。その点、転職エージェントを活用すれば求人の紹介から条件交渉まですべて代行してくれます。対応エリアや取り扱っている仕事内容などを確認した上で、自分の希望に合う求人が揃っている転職エージェントに登録しましょう。

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