往診をはじめとした在宅医療に関するスキルを磨いていきたい看護師に役立つ知識を紹介します。まずは在宅医療のメリット・デメリットを把握し、自分がどのようにして患者さんの看護に関わりたいのかを見つめ直してください。資格を取得するのであれば、「診療看護師」がおすすめです。求人を探す際は往診をメインに提供しているクリニックを選んでください。仕事内容は職場によって異なるので、転職エージェントを活用しながら細かい情報を集めていきましょう。
専門性を高めるためには、在宅医療のメリット・デメリットについて明確に理解しておかなければなりません。在宅で受けられる医療サービスの質は入院治療と外来治療の中間くらいです。在宅医療でもある程度の処置は可能ですが、CTやMRIなどの専門的な検査はできません。在宅医療の最も大きなメリットは「住み慣れた自宅で生活を送れること」です。病院のベッドで生活するよりも、自宅で生活する方が有意義なのは間違いありません。一方で、「介護者の負担」などのデメリットがあることも忘れてはいけません。
続きを読むより深く往診に携わりたいのであれば、通常の外来診療と並行して訪問診療を行っているクリニックよりも、往診をメインに提供しているクリニックを選びましょう。患者さんを迎え入れる必要がないので、オフィスビル内に事務所を構えていることが多いです。個人宅ではなく老人ホームなど高齢者施設への往診をメインにしているクリニックもあります。個人宅と施設では仕事内容が異なるので、自分が希望する働き方ができる職場を選んでください。
続きを読む専門性を高めるために資格を取得するのであれば、「診療看護師」がおすすめです。大学院に通う必要があるのである程度の時間を確保しなければなりませんが、働きながらでも取得可能です。診療看護師の資格があれば、これまでよりもスムーズに患者さんに対して医療を提供できます。また、医学側の知見を得ることで最適な提案が可能となります。日本全体で見ても資格取得者はまだまだ少ないので、今のうちに取得しておけば転職活動にも有利に働くでしょう。
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